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みなさんからの嬉しい感想をご紹介させていただきます。

人と地球のこれまでとこれからについて、考えさせられる本でした。地球の変化と人類の活動の歴史が、絵を使って物語的に描かれていますが、お話が進む中で、人って何なんだろう…と感じたり、考えたりする場面がありました。(20代 女性)

ちきゅうおひとりさん、どんな人物設計なのか、何を語るのか、ワクワクしながらページをめくりました。まず最初に細かい筆致の絵と鮮やかなカラーリング、それから「何を以て進化なのか」というテーマに釘付けになり、物語に惹き込まれました。

読みながら、私たちの今の生活って進化の果てなのか、単なるアナザーワールドなのか、
人間の欲とかそれによる略奪や他の生物の衰退は、進化とは言えないんじゃないかとか、、、
とても考えさせられるお話でした。

しかし、おひとりさんはどうやって七輪をゲットしたんだろうとかツッコミどころもありましたが、そこファンタジーってことで済まされてたし笑

個人的には、火を使うことを思いついたホモ・サピエンスの話がめちゃくちゃ同意でした!
あと塩も。。。味覚だけは人類が発見と失敗を繰り返した結果の進化と胸を張って言えるんじゃないかな、と。

全体的には人類の一員として、次の世代に「進化した」と評価してもらえるような生き方をしなきゃな、と考えさせられる良書だと思います。(40代 女性)

ご自身も「孫が一人いるおじいさん」という筑波大学の名誉教授が、現代の環境問題にもつながる、人類と地球環境との関係の歴史について、主人公である「ちきゅう おひとりさん」の絵日記として記したファンタジー。

しばしば難しい印象をうける環境問題ですが、保育園に通う息子はカラフルな絵を眺めながら、小学生の娘はストーリーを追いながら、そして大人は後半の解説を読みながらと、それぞれの方法で理解でき、読後には、人間がこれからも地球で快適に暮らしていくために、どうしたらいいか、家族で一緒に考えることができました。

後半の解説では、それぞれのページで参考にした文献も紹介されており、さらに興味がわきました。

第1巻は農耕の誕生までとなりますが、今後、文明前史から現代に向かって描いていく意欲をお持ちとのこと。続編も期待しています!(30代 男性)

一見、小学生低学年向きの地球の歴史絵本なのですが、大人が読んでも、人類史の重要イベント、躍進のポイントが網羅されており、なるほど感満載です。

子供向けの地球の歴史となると、どうしても生物の進化や恐竜などが目玉になりがちですが、本書はあくまで人類の進化、進歩に焦点を当てている点にリアリズムを感じます。本作の骨太な印象はどこから来るのだろうと考えたところ、人類の進歩を時系列的にまた牧歌的に追っているようで、実はその背景には、人間らしさの本質は何か、人間の弱さは何かを、優しく子供に問いかける試みにあるように思います。
終盤、まだまだ人類の進歩の途中で終わってしまっていますので、次作に期待します。
(40代 男性)

「とても不思議で壮大な、地球という生き物のお話」
独特なタッチで描かれている、絵本のようでありながら、ある意味、学術書的にも楽しめる不思議な本です。前半はお子様でも読めるような感じですが、ところどころ「?」と思う箇所もあるかも。でも後半に詳しく描いてあるので、大人が後半を読んで、その知識をベースに、こどもと一緒に前半を読むと楽しめるのかもしれません。

人口爆発の今。地球の全陸地面積を均等に人類に振り分けたら、一人当たり、直径150mという数字にびっくりしました。広いような気もしますが、地球全部です。かねてから、地球にとっては人間って「害」でしかないよね、、と感じていましたが、ああ、もう地球全体にびっしりいるんだなぁと思ってちょっと怖くなりました。

また、約6万年前の「なんだろう、この気持ち」この章の解説にある、この頃からの亡くなった方を弔う気持ちが、これまた興味深かったです。各所に、武器は、元々は人に向けられていなかったということが、多く書かれています。著者が訴えたいことなのだろうなと感じました。 (40代 女性)

絵本というものあり、今年で5歳になる甥っ子と一緒にちきゅうおひとりさんを読みました。絵柄がとっても可愛く、ワクワクしながらページをめくっていて、文章の意味をあんまり理解できない甥っ子も私も楽しんで最後まで一緒に読むことが出来ました。

甥っ子がもう少し大きくなったらまた一緒に見返そうと思います!ありがとうございました!
(30代 男性)

変わり玉のような地球から始まった人類の旅。色鮮やかな絵とともに描かれ、子どもから大人まで楽しめる一冊です。 

主人公の「ちきゅう おひとりさん」は、リアル地球のパラレルワールドの地球に住んでいます。パラレルワールドの地球は、リアル地球をリアル人口で平等に分けた大きさで、住めるのはたった一人。そんな地球に住む「おひとりさん」が人類約20万年の歴史を語るという設定です。長い間におひとりさんが住む地球の大きさは変わっていったことでしょう。背景も想像しつつ、読むほどに味わい深さが出てきます。
「版元」「絵師」「彩師」の3人が作者となっている独特の技法や「読み返し解説」も魅力的です。 

人類が引き起こした環境問題は、人類の生存を脅かす問題となっています。
進化の鍵が「みんなで力を合わせること」だとすると人類で力を合せれば環境問題も乗り越え進化することができるのでしょうか。
(40代 女性)